
お知らせ 政治・知りたい、確かめ隊主催の3人が出演した3/23 公開討論会の様子はこちらです。
小平市この4年間の公共施設再編の振り返りと今後
小平市が住み続けたい自治体になるために
小平駅北口再開発への市の関与について
市内の都市計画道路の整備について
農地を含めた市内の緑を維持するための施策について
公民館の利用料の見直しについて
市南西部地域の小平中央公園グラウンド・鷹の台公園ほかPark-PFI導入について
昭和22年から24年生まれの団塊の世代約800万人が、全員後期高齢者となり、人口に占める65歳以上の割合は、29.3%で過去最高、世界(人口10万以上の200の国及び地域中)でも最高となりました(※1)。高齢化率によって、労働人口、とくに建設業、運送業などの現場の働き手不足が如実になっていきます。
三大都市圏では東京圏のみは人口微増ですが大阪圏、名古屋圏は横ばいまたは減少の状態が進んでいます。都心の一部のエリアを除いては、多くの自治体で人口減少が始まっています。小平市は2030年をピークに人口減少の予測(※2)です。
高齢化率も上昇、出生率は低下、人口減少していく中で、地方からの人口流入にも限界になり、近隣との人口の取り合いが始まっています。
新しい市長にはどんなまちづくりが求められるでしょうか?
公共施設マネジメントに基づき公共施設の床面積20%減をかかげ、11小、13小と地域センターなどの統合、小平市中央公民館、健康福祉センター、社会福祉会館の建替え集約化(中央エリア開発)、小川駅西口の再開発では、小川西町公民館、小川西口図書館、小平元気村おがわ東の一部の施設の統合がすすんでいます。
小平駅北口では、再開発準備組合が設立したものの進展はなく、見直しが進んでいます。東京都と23区26市2町による10年に一度の都市計画道路の整備方針の見直しが2024年10月からはじまっています。
小平市の貴重な農地は、2014年の173haから、2023年で152haまで12%減少しており歯止めがとまりません。わたしたちのまちのつくり方では、2023年都市農地保全に関して市議会に請願を行い全会一致で可決していますが、都市農地保全に関して大きな動きは、小平市にはありません。
私たちのまちのつくり方では、今回も市長選立候補予定者に、まちづくりについて公開アンケートを実施します。
小平市の大事な未来を選ぶための参考材料にしていただければ幸いです。
※1)総務省の65歳以上の高齢者の人口推計 2024年9月15日
小平市この4 年間の公共施設再編の振り返りと今後

1973年小平市うまれ、小平第九小学校、 小平第三中学校、都立小金井北高校、 トラベルジャーナル旅行専門学校 卒
●元TBSラジオ954情報キャスター
●小平九小PTA会長など歴任
●2011年小平市議会議員初当選、 2021年小平市長初当選
●防災士、現役野菜・イチゴ農家
●家族構成:夫・母・子ども4人、3世代同居
1期4年、小平市長として、学校給食費無償化や体育館へのエアコン設置、保育園待機児童0など子育て施策に取り組むとともに、物価高騰対策等として約160億円の予算をつけて事業支援や市民生活を守ることに注力してきました。
そして、現在小平市では大きくまちが動いていく時期をむかえました。公共施設マネジメントを進め、より災害に強い、そして新しい機能を備えた公共施設を中心にまちをつくり、人の輪がひろがっていくことを目指します。

現小平市議会議長(2020~2025年(26.27期連続))小平市議会議員(3期) 明治学院大学法学部政治学科卒業・パーソルに新卒で入社。 一橋大学大学院 国際・公共政策教育部 修了 他、明治学院大学、嘉悦大学、関西学院大学などで講師を務める。 学生時代自転車で日本一周、海外をバックパッカーで周遊し日本の魅力や家族のありがたみを感じました。その中で鹿児島の知覧にある特攻平和会館で、特攻に飛び立つ前の若者達の遺書を読み、彼らが家族を守るために戦ったことを知り「自分は何かやらなくてはいけない」と思い、政治家を目指すことにしました。 他、こだいらオクトーバーフェスト、こだいらクラフトフェストなど地域活性化イベントまちのお茶の間茶間茶間立ち上げ、シェアカフェまちかどを運営。他、明治学院大学、嘉悦大学、関西学院大学などで講師を務める。

1963年、神奈川県生まれ、写真現像所勤務などを経て障害者デイケア施設勤務。小平市学校給食無償化の運動、公民館使用料免除維持を求める運動に参加。花小金井南町在住
Q1)市民への影響が大きい小平の公共施設再編のトピックス3つにどのような評価をあたえますか?Q2)その評価と今後の公共施設の進め方についてのお考えをお聞かせください


中央エリア:
ワークショップ、パネル展示、利用者アンケートなど様々な手法を用いて市民の意見を聞いてきた。魅力的な建物、エリアとなる下地ができた
小川駅西口再開発:
再開発組合が中心となり、これまで進めてきた。4・5階に入る出張所や図書館などの公共施設や市民広場、交通広場、更には小川駅舎の建て替え予定も含め魅力的なエリアになっていくと感じている。
公共施設マネジメント:
基本方針にそって、毎年更新の適否を判断している。その年、その年の状況の変化にも応じながら検討がされていると考える。
そもそも公共施設マネジメントは一方的に面積を減らすことを目的にしているのでありません。4つの基本方針①魅力あるサービスの実現②量の最適化を目指しながら持続可能な施設総量にしていくこと③コストの縮減と平準化④性能を高め長く活用できる施設とする。以上の4つの基本方針を踏まえ、「いつまでもわくわくする場をみんなで創ろう」という基本理念が中心になっており、行政だけではなく市民をはじめ多様なパートナーとともに、「協働」「連携」などを行いながら新たな価値を創造していくことを目的としています。その目的達成のため公共施設の再編を進めます。


中央エリア:
日々市民と話をする中でこの問題が認知されていないことがわかりました。すなわち、市民が知らないうちに建て替え費用が44 億円から104 億円、さらに直近の議会答弁では120 億円へと膨らむ可能性があることを市民に周知していないという事です。
事ここに至っては市民の合意なしにこのまま整備を進めるのではなく、本当に必要な内容と規模の施設は何なのか、計画をゼロベースで見直すことが必要と考えます。
私は10 年前、同じ建築家が設計したアオーレ長岡という施設を視察しました。長岡市では二十〜三十回もの説明会を開催し、長が出席して直接想いを伝え、市民から意見を聴く場を設けたそうです。市報でも2年間この件について発信を続け、その結果、総事業費約131億円のうち一部について住民参加型市場公募地方債「アオーレ長岡市民債」を発行し、市民から25億円もの資金を募ることができたそうです。このように、市民のニーズと共感と哲学と魂が込められた施設整備に見直すべきです。
小川駅西口再開発:
すでに着工している事業ですので、今後は整備効果を最大限発揮させる必要があります。まずは、まちに賑わいと活気をもたらすことだと思います。しかし、議会に対しては経済効果や来訪者数などの目標値は示されませんでした。約250 億円もの事業費に見合うだけの効果を最大限発揮させるべく、まずは定量的な目標設定を行い、その実現に向けた具体的なアクションを市民・大学・企業などの力を借りて実現する必要があります。
公共施設マネジメント:
- 市民のコミュニティを行政が消失させたこと
- 人口減を前提に考えられた計画であったが、現状では人口増になっておりギャップが生じていること
- 延べ床面積だけを目標値にしておりコストベースで考えておらず、民間のノウハウを活用して稼ぐ視点がないこと
- 庁内縦割りで連携せずに施設の運営を考えており、市民の課題解決などに向けた新しい施設のあり方が提示できていないことが考えられます。


中央エリア:
性質が違う施設を複合化する際に、その役割や機能が十分果たせるのか、複合化に適しているかなど、十分検討されたのか疑問です。福祉関係は業務自体がセンシティブなものを含み、複合化には、その配置などに十分配慮する必要があります。賑わいは必要ではなく、現在のように独立して運営する方が適しているのではないでしょうか。今の健康福祉事務センターのある場所で市役所との連携を高め、利用者の利便性を考慮した施設更新にすることや、福祉会館と事務センターのみを複合化するなども考えられます。中央エリアは複合化する施設自体を再検討し、エリア全体の計画を再設計する必要があると考えます。
小川駅西口:
指定管理者制度導入ありきで計画が進められていますが、導入するかしないかの議論を尽くすべきではないでしょうか。図書館や男女共同参画センターなど、専門性を必要とする部署の民間委託は、その専門性の担保や個人情報保護の点からも問題があると考えます。男女共同参画センターは専用の部屋を設置するよう利用者は求めていたが実現はしなかった。市民の声、利用者の声を丁寧に聞き、運用に関しては直営も含め再検討する必要がある。
公共施設マネジメント:
先行き不透明な社会情勢の中では、計画に縛られることなく臨機応変に対応する必要があると思います。どのような街づくりをしていくのか、成り行きではなく、街づくりのビジョンに沿った市政運営が求められます。
小平市が住み続けたい自治体になるために
Q3 自然環境を保全しながらまちづくりをしていくには
小平市の高齢化率は23.7%(令和6年2月現在)で、生産年齢人口(15歳~64歳)は、2020年~2070年までに約3万2千人減少すると推測されています。
市では、令和9年度からの20年間を計画期間とする小平市都市計画マスタープラン改訂作業がすすめられています。
改定の背景として、人口減少・少子高齢化の進行や新型コロナウィルス感染症による社会の状況変化、農地転用による緑の減少や、工場等の移転や再編による大規模敷地の土地利用転換が生じていることがあげられています。(※1)

市が2015年に実施した「定住・移住に関する意識調査」によると、転入者がこれからも小平市に住みたい理由についての回答として最も多いものが「自然環境が良いため 55.7% 」、次が「生活環境が良いため(騒音等がないため)30.4%」でした。
また、前回2017年のマスターブラン改定にあたり、市内の中学生に実施したアンケートでは、小平に住み続けたいと思う理由は、「小平の自然環境が好き」が、53.3%で最も多く、「20年後に小平市はどのようなまちになっていたらよいと思うか」についても、「水や緑の豊かな自然環境が守られるまち」が46.4%でトップでした。(※2)
市は、「小平市観光まちづくり振興プラン~都会から一番近いプチ田舎~」(平成26(2014)年3月策定)に続き、「第二次小平市観光まちづくり振興プラン」(※3)を策定しました。その基本理念は、「「訪れたい 住み続けたい」の観光まちづくり」、キャッチフレーズは「ふらっと小平 東京プチ田舎」となっています。
※1)令和9年度からの20年間を計画期間とする小平市都市計画マスタープラン改定の基本方針

市では、市内の恵まれた緑を保護し、さらに積極的に緑化を推進するために、生け垣造成費補助や保存樹林、保存樹木などの指定を行っています また公園などの緑化・清掃活動ボランティアも募集し市民の皆様と一緒に環境保全、緑の創出に取り組んでいます また、市民団体アンケートや地域懇談会等で様々なご意見をいただくとともに、「小平市環境審議会」や「小平市緑化推進委員会」からご意見をいただきながら検討を重ね策定した「小平市第三次みどりの基本計画」に沿い中長期的な視野に立って、緑地の適正な保全及び緑化の推進に関する施策を総合的かつ計画的にすすめております。特にグリーンロードは、東京都と連携しながら保全を図るとともに、小平市の管理部分については、適切な管理・更新を行い、みどりの骨格として水と緑のネットワークの形成を推進します。
また、南西部地域の公園および体育施設等の一括指定管理導入にPark-PFI制度も盛り込み包括的に管理運営を進め、さらには事業者と地域との連携によるまちづくり、エリアマネジメントの推進を進める。ここまで大きなスケールの事業は、全国的にみても先進的な取り組みであり、公園のもつポテンシャルを民間の力を導入しながら活用していく

私は小平市に住む前に都心に住んでいました。日々の仕事を終えて疲れて帰って
くると小平市の緑にいやされ助けられました。小平市の世論調査をみても緑の『満足度』は満足、やや満足を含めると「緑の豊かさ」が 82.8%と高い数値となっています。小平市民にとって必要な緑を守りつつまちづくりを考える必要があります。
1、昭和61 年に制定された小平市緑化基金条例で、「緑化の推進を図る事業の財源とするため、小平市緑化基金」が設置されていますが財源確保が必要です。
同種の基金残高を比較すると、東久留米市の9 億5,122 万5,000 円、西東京市の6億960 万3,000 円などと比べ、小平市は1 億1000 万円と比べ低い額となっています。
2、もう一つは木や緑を守るための活動を継続しより市民のみなさんの力を巻き込んでいく必要があると思います。先日、小平樹木保存会の活動に参加をしました。
雑木林や木を育てて木を守る活動をしています。雑木林は都内での平地林として貴重な存在となっています。みなさん精力的に活動をしておられますが、高齢化が顕著で持続可能な緑を守る活動が必要と考えます。今後、緑を守るための担い手を確保できるよう広報や有償ボランティアの制度を検討します。
自然環境と市民の共感を得つつ市民のみなさんと共に自然環境とまちづくりを進めたいと思います。

まずは街づくりのビジョンが重要だと考えます。それに基づいてどういう施策が必要なのかを検討することになります。公園や緑地、緑の配置を市内全体で適所に配置するよう計画を作り、市民の声を反映しながら、進めていきます。私たちの住まいや暮らしと、自然や環境とのバランスが大事だと考えます
小平市この4年間の公共施設再編の振り返りと今後
Q1 市民への影響が大きい小平の公共施設再編トッピクス3つの評価
Q2 Q1の回答の評価の理由と、これらを含む今後の公共施設再編の進め方について
小平市が住み続けたい自治体になるために
Q3 自然環境を保全しながらまちづくりをしていくには
小平駅北口再開発への市の関与について
Q4 小平駅北口再開発、再開発見直しのためのリーダーシップを発揮しますか?
Q5 具体的にはどのような見直しをすすめますか?
市内の都市計画道路の整備について
Q6 小平市内の優先整備路線の選定について市民意見を取り入れるためにどのような施策を行いますか?
Q7 小平市の都市計画道路について、計画路線の廃止・縮小を含めた意見を東京都に提案しますか?
農地を含めた市内の緑を維持するための施策について
Q8 減少する脳底、緑を創出するためには、どのようなについて
Q9 東京都の「農の風景育成地区制度」を活用するため「農の風景育成計画」を策定する考えはありますか?
Q10 緑を創出する資金として「緑化基金」や「緑の募金」を考えますか?
公民館の利用料の見直しについて
Q11 公民館の利用料の見直しが市民生活が与える影響についてどのように考えますか?
市南西部地域の小平中央公園グラウンド・鷹の台公園ほかPark-PFI導入について
Q12)鷹の台公園の整備と中央公園グラウンドの改修について、設計の段階から市民の声を反映させるためにはどのようにすすめますか?
Q13)特に中央公園グラウンドの野球場の部分を多目的エリアが人工芝で計画していますが、マイクロプラスチックやPFASの排出源について人体に与える影響、どのように考えますか?
4月6日の小平市長公開アンケートを開始しています。
2025年の市長選の立候補予定者の皆様、ダウンロードして回答をいただき送って頂けますとありがたいです。
2021年4月市長選挙アンケート結果と質問の回答はこちら
2023年4月市議選アンケート結果と質問の回答はこちら