
小平市この4年間の公共施設再編の振り返りと今後
小平市が住み続けたい自治体になるために
小平駅北口再開発への市の関与について
市内の都市計画道路の整備について
農地を含めた市内の緑を維持するための施策について
公民館の利用料の見直しについて
市南西部地域の小平中央公園グラウンド・鷹の台公園ほかPark-PFI導入について
公民館の利用料の見直しについて
公民館は、「社会教育法」(昭和24年制定)で、市町村の社会教育行政の一部に位置づけられ、「住民の教養の向上、健康の増進、情操 の純化を図り、生活文化の振興、社会福祉の増進に寄与することを目的とする」とされています。
公民館(※1)は公平に誰でも使うことが出来、市民の居場所として、生涯学習・交流、心身の健康維持の場として、また子育て中の女性の学習の場や、退職後の高齢者の生きがい形成等の役割も担っています。これらは健康の維持に大きく貢献し、医療費の抑制にも寄与しているといえます。小平市の公民館は数も多く、少子化対策として子育て支援にもつながる公民館保育室の存在など、他市から羨まれるほど活動は活発で小平市の誇れる事業で、小平市の強みになっています。
残念ながら小平市では公民館条例で有料(※1)の規定が設けられ、現在は減免措置が講じられています。(国立市公民館条例では無料です)。
公民館の利用料の見直しは、新型コロナ感染症の影響下にあった2020年の要望書に基づき、凍結された状態が続いています。
インフレで物価が高騰して、生活にゆとりがない子育て世代、年金暮らしの高齢者などには、わずかな利用料だとしても、社会教育の場が失われることにつながります。
実際、有料化された東村山市の事例では、有料化前後の2006年から2007年の1 年間で利用率が50.3%から38.5%(※2)に下がり、とくに長時間利用となる展示室利用が大幅に減りました。その3年後に公民館条例の一部改正を再度行い、「平均30%の政策的減額措置」を講じました。

※1)公民館は憲法上重要な施設であり、単なる貸し会議室ではありません。新憲法公布時の通達(1947年1月20日発社第6号「新憲法発布記念公民館設置奨励について」)では、「町村民が新憲法の精神を日常生活に反映させるための恒久施設」とされ、憲法26条はすべての国民に教育を受ける権利を保障しています。憲法の趣旨から、公民館は誰でも使いやすいよう無償であるべきと考えられます。
※2) 東村山市議会 2009年3月市議会、議事資料及び議事録より。
Q11) 新型コロナウイルスの影響終息後、地方自治体の役割として、利用料の見直しの検討をどのようにすすめますか? そして、物価高騰の中、公民館の利用料の見直しが市民生活に与える影響についてどのように考えていますか?

現状維持の場合、利用料を徴収する場合など様々なシミュレーションを行い総合的に判断する。市民生活がより豊かになる取り組みをしていく。

公共施設利用料の見直しの進め方
公共施設の利用料を見直す際には、市民の負担を考慮しつつ、施設の維持管
理や運営に必要なコストを適正に反映することが大切です。以下のステップで
進めるのが効果的であると考えます。
- 現状分析と課題整理
施設ごとの利用料、利用実態、維持管理コストを精査/他自治体と比較し、料金水準が適正か検討/市民団体や事業者の意見を収集し、影響を把握し
ます。 - 市民参加型の議論を実施
公聴会やアンケートを通じて、市民の意見を広く募集/施設ごとの利用実態
に応じて負担感の違いを考慮/地域の自治会や団体と意見交換を行い合意
形成を図ります - 運営コスト削減や新たな財源確保の検討
単なる値上げではなく、経費削減やスポンサー制度の導入も検討/ふるさと
納税や企業協賛など、新たな財源確保策を模索/施設の運営方法を効率的なものに見直し維持管理費を抑制します。
公民館利用料の見直しが市民生活に与える影響 - 市民団体や高齢者・子育て世帯への影響
料金が上がれば、地域のサークルや学習活動が継続しにくくなる/高齢者の
交流の場が減ると、孤立化のリスクが高まる/子育て支援活動への影響が出
れば地域の子育て環境の悪化につながります。 - 文化・スポーツ活動への影響
文化活動やスポーツ団体の活動費が増加し、参加者の負担が増える/若者の居場所が減少し、地域の活気が失われる可能性があります - 市の財政への影響
料金を上げても利用者が減れば、結果的に収入が減る可能性一方で、利用料を適正に設定すれば、施設の維持管理費の一部をカバーできます。
結論として市民の声を反映したバランスの取れた見直しが必要です。
社会的に意義のある活動には減免措置を検討(例:子育て支援、高齢者福祉、障がい者支援など)施設の維持管理費を適正に負担する仕組みを導入
(運営の効率化や民間活用の検討)するなど市民の声をもとに段階的な変更を実施し、影響を最小限に抑えます。

公民館使用料については、見直しは恒久的に行いません。現状の通り、100%減免を維持します。使用料徴収の根拠に財政負担の軽減がありましたが、実際は市の財政は多額の繰越をしていますし、使用料を徴収した場合の収益は3800万円という試算がされていて、負担の軽減に繋がるような額ではありません。公共施設の維持管理運営は私たちの税金で賄われています。それゆえ、市民は誰もが平等に無料で利用する権利があります。使用料を徴収することで、その平等性が失われることになります。また使用者にのみ負担をさせることは逆に不公平になります。私たち市民には憲法で学習権が保証されています。使用料を徴収することは、平等性が失われ不公平を生み、私たち市民の学ぶ権利を侵害することに他なりません。公民館や地域センターの使用料の見直しは行いません。
市南西部地域の小平中央公園グラウンド・鷹の台公園ほかPark-PFI導入について
小平市は、新設する鷹の台公園と、中央公園グラウンドの改修について、設計、建設、管理運営を全て民間に任せるPark-PFI方式で進めており、昨年12月に事業者も決まりました。市が直営で行う場合は、基本設計の段階でワークショップなどによって市民の意見を募り、反映しますが、Park-PFIの場合は、設計から事業者が行い、今後、市として市民の意見を募る予定はないとしています。
市が2025年2月1日に行った公園や体育施設等の整備・改修等についての説明会では、特に中央公園グラウンドのサッカーフィールドと多目的エリアを人工芝化する方針に対して、市民からは環境保全や健康の観点から疑問視する質問や意見も出されました。

Q12)鷹の台公園の整備と中央公園グラウンドの改修について、設計の段階から市民の声を反映させるために、どのように進めますか?

鷹の台公園については
- 市民アンケート調査 令和2年12月~令和3年1月 556件/1,747件、市民ヒアリング 令和3年10月~令和4年2月 44回、約70名
- 公園マルシェ 令和4年6月4日 来場者約5,800名、市民ワークショップ、鷹の台公園いどばたかいぎ(多世代、小学生、学生、子育て世代)などを通して様々な機会をとらえて市民意見の聴取に努めてきた。
- 中央公園のグランドについてもヒアリンクを実施。ヒアリング対象者:一般社団法人小平市体育協会(現スポーツ協会)及び加盟団体(6団体17名)、障がい者関連団体(3団体9名)、学校関係(3校6名)、地域団体(2団体6名)や一般利用者
今後、いただいた市民意見を踏まえ魅力的な公園、グラウンドとなるよう進めていく。

今後の小平市の公園行政を左右する大きなプロジェクトです。これまで公園は、ボール遊びの禁止などの規制が存在することにより、公園のもつ力を活かすことができていませんでした。イベントの実施などを一般の市民でも実施ができるようなサポート体制の充実、規制ありきではなく今後は公園としての一定のルールを守りつつ、市民のやりたいことを実現できるような公園になることを推進したいと思います。
指定管理者のコンセプトには「鷹の台公園と市内公園を繋ぎ合わせ、鷹の台公園と市民とを結び付け、商店街や地域活動と連携する」という記載があります。
コンセプトや整備の基本方針を実現できるよう日常的に市民の認識度をあげ、市民とのワークショップやイベントなどを通じた「市民の声が実現できる公園」をともに作る体制を目指していることが必要と考えます。

中央公園グラウンドの改修に際して、市民の声が十分に反映されているとは言い難いと思います。主に関係者など一部の人たちとの意見交換に重点を置いた進め方だったとも聞いています。整備・改修内容について、市民が使う公共施設ですから、事業者の提案を受け入れるのではなく、市民も参加し一緒にゼロから計画を進める場を作る必要があると思います。それが住民自治の基本です。
Q13)特に中央公園グラウンドの野球場の部分を多目的エリアに変えて人工芝にするというPark-PFIの事業者からの提案については、決定のプロセスにも疑問の声が出ています。人工芝はマイクロプラスチックやPFAS(※)の排出源となり、環境中に放出されるプラスチックが生物や人体に与える影響が懸念されます。人工芝化については慎重な検討が必要ではないでしょうか?ご意見をお聞かせください。

課題であった水はけの悪さの改善、土埃対策にも寄与し、魅力向上に資するものと考える。マイクロプラスチック対策としては企業と連携し、最新技術をとりいれるなど環境負荷軽減に取り組む。

中央公園グラウンドの野球場の部分を多目的エリアに変えて人工芝にすることについては、議会では事業主体であるこだいらパークコネクトグループが多目的エリアも人工芝にすることを提案しているという説明がこれまであったところです。
コスト面、管理面、市民へのサービスの面、環境配慮の面から検討をしていく必要があると思います。
市が公表しているコストに関してはサッカーグラウンドのコストとして導入コストである整備費は人工芝約1億1000万円天然芝が約8600 万円、イニシャルコストとして30年ライフサイクルコストは人工芝が約3億1000万円(一面あたり)、天然芝が約5億8000 万円となっており数値を参考します。
管理の面・市・民へのサービスの面からは現行の土の状態がいいのか芝の状態がいいのかを検討する必要があると思います。また議会でも指摘のある環境面への配慮がなされていくかなどを担保する必要があります。

グラウンドの人工芝化については、環境面への影響もありますが、コストの面で考えてみると、人工芝の耐用年数は10年で、サッカーグラウンドの場合は7~8年で張替えの必要が出てきます。天然芝の耐用年数は特になく、適切な管理をすることで、何十年も使用できます。張替え費用や廃棄費用など、トータルコストで考えても天然芝がベストな選択と言えます。また競技者にとっての視点も大事になります。人工芝は、真夏の日中には表面温度が50℃以上になる場合もあり、競技者にとっては大変危険な状態です。サッカーグラウンドとしては、競技者にとっても天然芝がベストな選択だと思います。
小平市この4年間の公共施設再編の振り返りと今後
Q1 市民への影響が大きい小平の公共施設再編トッピクス3つの評価
Q2 Q1の回答の評価の理由と、これらを含む今後の公共施設再編の進め方について
小平市が住み続けたい自治体になるために
Q3 自然環境を保全しながらまちづくりをしていくには
小平駅北口再開発への市の関与について
Q4 小平駅北口再開発、再開発見直しのためのリーダーシップを発揮しますか?
Q5 具体的にはどのような見直しをすすめますか?
市内の都市計画道路の整備について
Q6 小平市内の優先整備路線の選定について市民意見を取り入れるためにどのような施策を行いますか?
Q7 小平市の都市計画道路について、計画路線の廃止・縮小を含めた意見を東京都に提案しますか?
農地を含めた市内の緑を維持するための施策について
Q8 減少する脳底、緑を創出するためには、どのようなについて
Q9 東京都の「農の風景育成地区制度」を活用するため「農の風景育成計画」を策定する考えはありますか?
Q10 緑を創出する資金として「緑化基金」や「緑の募金」を考えますか?
公民館の利用料の見直しについて
Q11 公民館の利用料の見直しが市民生活が与える影響についてどのように考えますか?
市南西部地域の小平中央公園グラウンド・鷹の台公園ほかPark-PFI導入について
Q12)鷹の台公園の整備と中央公園グラウンドの改修について、設計の段階から市民の声を反映させるためにはどのようにすすめますか?
Q13)特に中央公園グラウンドの野球場の部分を多目的エリアが人工芝で計画していますが、マイクロプラスチックやPFASの排出源について人体に与える影響、どのように考えますか?
4月6日の小平市長公開アンケートを開始しています。
2025年の市長選の立候補予定者の皆様、ダウンロードして回答をいただき送って頂けますとありがたいです。
2021年4月市長選挙アンケート結果と質問の回答はこちら
2023年4月市議選アンケート結果と質問の回答はこちら